人間が製造したプラトニウムという存在は、何かの歪みによって自然へと流れ、人間が日常的にもちいている時間的尺度をはるかに超えた規模で存在していくオブジェクトである。本作品は、神奈川県相模川流域を上流から下流までフィールドレコーディングした音、マイクロプラスチックによって再現された海や川のサウンドスケープで構成、Hyper sound objectの探求を試みる。透明の歪んだ造形物は、両極的な素材を採用し、プラスチックを意識すれば見える/意識しなければ見えない、欲望と不安を取り入れている。住宅に住む人間や人間以外の生命体の身体から地に落ち、砕かれ、劣化し、自然の上では分解できなかったプラスチックが、時間の経過と共に森へと染み込み、漂っているとりまくものの一部として存在し続ける。
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